肥満は病気?というお話。

2017年11月05日 7:16 PM

 

 

本来、野生の中では、肥満(太っているではなく、異常に太っているを指します)の動物は淘汰されてきました。肥満は動物の遺伝子の中ではいらないものなんですね。

何で?太りすぎていると狩りをする時に追いかけても獲物に追いつけない。天敵に襲われても、すぐに捕まってしまう。こんな風に、太り過ぎは生きるためには不向きだったんですね。ライオンはお腹がすかないと、脳の摂食中枢のスイッチが入らず、そばに獲物が近づいても狩りをしません。太らないように、気を付けてるんですね。

ペットとして飼われているワンちゃんは、そうはいきません。与えられればいくらでも食べる。狩りをする必要もなければ、天敵から逃げる必要もないので、生きるために自分の体重を維持する必要がないんです。でも、遺伝子は進化していない。なので、淘汰が始まる。病気の始まりです。遺伝子では十分太っていれば動かなくていいわけですから、心臓は弱くなるし、糖尿病にもなる。年と共に筋肉量が落ちてくれば、関節炎も起きて当たり前です。遺伝子は淘汰モードに入っていくわけです。子猫のりん